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プロジェクションマッピングを医療の現場でも「Mixed Reality Surgery」

プロジェクションマッピングといえば人によって思い浮かべる作品はいろいろあると思いますが、イベントやアートなどのエンターテイメント分野の作品が多いのではないでしょうか。

しかし、今回紹介するのは 神戸大学医学部杉本真樹博士が開発した「Mixed Reality Surgery」。

なんと、医療の分野でのプロジェクションマッピング活用事例です。

手術時に、患者の体表面に患者の体内面である臓器や血管をプロジェクションマッピングするというもの。
なんと臓器のデータをOsiriXリアルタイムレンダリングして投影しています。
任意の位置の断面図をみることで、事前に臓器の位置、切開する位置を的確に把握するといったことや、そもそも切開を行わず、モニターを見ながら行う腹腔鏡手術の難易度を下げるということも可能らしいです。

医療とICTの展覧会である、ヘルスケアデバイス展2013で行われた講演ではプロジェクションマッピング以外にも、今話題になっている8K、3Dプリンター、Leap Motion等、様々な技術が医療分野でも活躍が期待できると言われています。

【ヘルスケアデバイス展2013】「8Kやプロジェクション・マッピング、3Dプリンターが医療を変える」、神戸大・杉本氏が医療現場の視点から基調講演 - デジタルヘルス - Tech-On!

エンターテイメントの面で使われる技術を医療の現場で応用できるのは意外でした。 今後の動向が気になります。