血流の流れをプロジェクションマッピングするデバイス「VeinViewer」
前回、プロジェクションマッピングを医療で活用した事例を紹介しましたが、引き続き今回も医療で活用した事例を紹介しようと思います。
しかも、今回はいつもと違ってプロジェクションマッピングを行うためのデバイス「VeinViewer」 です。
Vein Illumination Product Portfolio | Christie Medical Holdings
VeinViewerは、人体に無害な近赤外線を使って、深さ10mmまでの静脈を検知し、皮膚表面に血液の流れをリアルタイムでマッピングし、投影するデバイスです。
LEDから放射された近赤外線は、血液中のヘモグロビンには吸収されて周辺組織では反射します。この情報を用いて静脈の検知を行うようです。
人によっては静脈の位置が分かりにくく、何回も針を刺されることがあるようです。このデバイスを使うことでそういったことを克服できそうです。
医療で使われるプロジェクションマッピングは内部構造にマッピングすることが多いようです。内部構造は目に見えないため、可視化ツールとして用いることができますね。