オープンデータにおけるレベル
Webの発明者のティム・バーナーズ=リーはオープンデー
タを1つ星〜5つ星の5つのレベルに分けています。簡単に説明します。
★ | オープンなライセンスで公開 |
★★ | データとして扱いやすい形式(Excelとか) |
★★★ | オープンな形式にする(CSV、XMLなど) |
★★★★ | URIで表現(RDF形式にする) |
★★★★★ | 他のデータとつながるようにする(Linked Open Data) |
★
オープンなライセンスで公開することによって星が1つ付きます。
これによりそのデータはオープンデータと呼ぶことができます。
オープンなライセンスというのは誰でも自由に使えて、再利用、再配布できるライセンスです。パブリックドメインや表示、改変禁止があたります。
★★
せっかくのオープンデータでも画像になっていたらコンピュータでは扱えません。
表のスキャン画像よりもエクセルで表にまとめると扱いやすくなります。
★★★
エクセルで作った表はエクセルでしか開けません。
オープンな形式、例えばCSVやXMLにすることでだれでもデータを扱えるようになります。
ここまでは簡単です。多くの政府や自治体がこの形式でオープンデータを公開しています。
★★★★
さらにデータを扱いやすくするためにオープンデータの標準形式であるRDFにします。
これによりデータ同士をリンクさせることが可能になります。
RDFは多少難しく感じるかも知れませんが、RDF作成支援サイト(http://linkdata.org/)もあるので活用しましょう。
★★★★★
最後に、他のデータとつながるLinkedOpenDataにすることによってそのデータは最高の5つ星となります。