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映像とwebが好きです

ドコモの新サービス創造ハッカソンに参加してきました。

2/12~2/14の3日間、ドコモの新サービス創造ハッカソンに参加してきた。

ドコモのインターンでハッカソン形式を取るのは2回目らしい。前回のレポートは以下のページから見ることができる。

ちなみに、場所はNTTドコモ・ベンチャーズのオフィス。
スマートフォンHMD、droneやRingまで置いてあった。大学の研究室みたい… ここは、いろんなベンチャー企業の方が交流する場所らしい。

参加したきっかけ

逆求人フェスティバルというイベントでこのインターンを知り、面白そうだったので応募した。

何人か知ってる人も居たので他の学生も逆求人経由なのかなって思ってたら、結構みんなドコモの採用ページをちゃんとウォッチしてて応募したらしい。
逆求人イベントに登録していなかったら知らなかったな…

あと、交通費・宿泊費出るのは地方民にとって非常にありがたい!!!

参加者

参加者は16卒の学生で30名ほど、学部生と院生が同じぐらい居たかな。
1チーム5人で6チームに分かれて優勝を目指す。

ハッカソンといってもみんなプログラミングがバリバリできる人ばかりじゃなく、むしろ少なかった。学部も情報以外の人も多かった。(一応、自分も情報じゃないけど)
特に、今回のハッカソンは「新サービス創造」をコンセプトにしているため、企画や見せ方が重要になってくる。 特定の技術をコンセプトにしたものはエンジニアが多いんだろうけどね。
自分のグループはエンジニア×1、デザイナー×1、プランナー×2、オールラウンダー×1という構成。

テーマ

肝心のハッカソンのテーマは「10年後の学生向けのサービスを創造せよ!」。
10年という遠すぎず、近すぎない未来、しかも学生という自分たちにとって身近に感じられる良いテーマ。ちなみに前回のテーマはレポートをみても分かる通り、「2020年、東京オリンピックに向けたサービスを創造せよ!」。あ、これは某チーム〇〇が「体験型のオリンピック」をいつもやりたいと仰ってる奴っすね。

企画

で、テーマ発表後、マーケティングや企画について学んだあと、グループワーク。
まずは、自分たちが学生生活で感じた問題などを出しあった。
ざっくり言うと「学校面倒くさい」、「コミュ力」、「学外の仲間が欲しい」等。

ある程度絞り込んだところで一旦、10年後というキーワードに着目し、10年後の学生がどうなってるかという観点からもアイデアを出しあった。
ここで出たものは「少子化で居なくなる」、「学生の多様化」、「今とあまり変わらない」等。

ここで気づいたのは10年前と今の学生ってあまり変わらないのではということ。
mixigreeとかはもう流行ってたらしいので、大学生は10年前もソシャゲやSNSに夢中だったのか。
特に学校自体は本当に変化していない気がする。実際どうなのか分からないけど…
ってことは10年後の学生って今の自分達とあまり変わらないんじゃないかな。

そこで、最初に出た問題を10年後に実現するであろう技術で解決するという方針に。
で、最終的にこんなかんじになった。超ざっくり。


やりたいこと
→学生の伝える力の向上

なぜ
→近年、学生の個が重要視されているこれからもそうなってくるだろう。そういった場合、自分の独自の考えを伝えることが大事になってくるのではないだろうか?
→自分の考えを相手に伝えることで、考えが整理されたり、自分のやりたいことが明確になったり、同じ考えを持った仲間に出会ったり、といろいろ良いことが起こりそう!

解決策 (10年後に実現できればオッケー)
→センサとVRで「自分の考えを伝える場面」をシミュレーション(会議、プレゼン、告白、等)
→場数を踏むことで伝える力が向上する。仮想なので失敗しても大丈夫
→伝え方が上手かったかどうか判定してくれる
→夢の中で体験できる (未来感出すために入れたけど、ぶっ飛び過ぎたかも)


一日目の終わりに一旦、企画をプレゼン。結構好評だった。

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開発

企画に時間を食ってしまったので1日だけ開発した。
リソース的に、完成しないのは当たり前だし、そもそも今実現できちゃったらテーマに沿わないし。

ということで、プレゼンで見せるのはモックになるわけだが、少しは開発をしないとハッカソンにならないので、ドコモが提供しているAPIや置いてあったデバイスを使ってシミュレーションや評価するロジックを少しだけ作った。

現状、心拍数等の生体情報は取れないので代わりに加速度やジャイロといった別のセンサで見立てることに。

APIやデバイス使うところは結構ドコモの社員さんに助けてもらった。

プレゼン

3日目の午後にプレゼンがあるので、午前中は開発をしていた。
今思うとさっさと開発を切り上げてプレゼンに時間をかけた方が良かったかもしれない…
まだまだ形になっていないデモだけだと、イメージしずらいので動画を用意した。

結果

ドコモの社員さんが審査員。 学生も他のチームに投票する。
優勝はできなかったけど、コンセプトは良かったらしい。やっぱりプレゼンが敗因らしい。
優勝したチームはデモもプレゼンも完成度高かった。すぐに実現できそうな勢いだった。
ちゃんとビジネスモデルも考えられていて、他のチームには無かったなぁ。

感想

ドコモのエンジニアはみなさん凄い! フルスタックエンジニアだった。
プロダクトの実装は外注することが多いらしいけど、仕様書書くだけじゃなく、プロトタイプまで自分で作るらしい。趣味でもいろいろ作ってる人が多い感じがした。
あと、モバイル事業と一口に言ってもいろんなサービスやってるらしい。そこらへん意外だった。

他の学生も、ドコモに対して良い印象を持ったようで、みんな選考を受けるって言ってた。

懇親会でエンジニアさんが、「大企業の良いところは部署によって空気が違うから、合わなかったら違う部署に行けばいい」って言ってた。職場が合うか合わないかは大事なことだけど、入ってみないと分からないよね。そういう点では良いのかも。

自分はベンチャーを中心に受けてるので、時期的に受けれるか微妙な感じ。

ベンチャーの16卒の採用はもう終盤で内々定の承認期限も迫ってるところもある。
一方で、 大手はまだ採用ページもできてないってところもあるからな〜

ハッカソン自体は今まで大体、社会人と混じってやることが多かったし、開発メインだったので、今回のハッカソンは新鮮で良かった。
こんなにチームで新サービスの創造を考える機会は今まで無かったかもしれない。

ご飯も美味しかった。これは2日目のランチ。

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こっちのりんごジュースは、らでぃっしゅぼーやというデコモと提携している宅配サービスの商品。ドコモ、手広いな。

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以上、とても良いイベントでした、ドコモさんありがとうございます。

あと、API便利なので、これからも活用させてもらいます!